患者さんに医療費を請求して、薬が出ている場合は処方箋を渡さねばなりません。この業務を担うのが会計業務です。
1分でわかる医療事務の仕事で医療事務の業務は「受付、レセプト業務、外来クラーク、病棟クラーク、医療秘書」の5個に大別できると紹介しましたが、会計業務は受付業務やレセプト業務の一部だったり、外来クラークも受付業務をこなしていたりと、医療事務は横のつながりが強く、最終的には幅広い知識が必要です。
会計業務では診察を行った医師や看護師によって必要事項が記入された会計カードをもとに、保険証の内容も加味した額を計算し、患者さんが負担する医療費を提示します。会計カードとはカルテの控えのようなもので、窓口の業務をスムーズにするのに役立っています。
小さな診療所ではスタッフ同士で手渡しします。大きな病院では医師や看護師から患者さんが受け取って、会計まで運ぶことが多いようです。
医療費の計算には「診療報酬点数表」という資料が使われます。診療報酬点数表は「医科点数表」「歯科点数表」「調剤点数表」の3種類が存在し、約2年ごとに改定されるので、改定時には全体を見直しておくことが必須です。
医療機関によって、この3つのどれを扱うのかは異なりますが、いずれにしてもこの診療報酬点数表から合計の点数を計算ます。
保険証による自己負担の割合を加味すれば、患者さんの自己負担額が簡単に求めることができます。
また、外来はこれで事足りますが、入院となると医療費が高額となるので、患者さんにおおよその予想される医療費を伝えることもあります。ここで支払いが厳しいとなった場合は、医療費の貸付制度や公費負担制度を説明します。。
処方箋を患者さんに渡す場合には、最寄の調剤薬局へのアクセス方法や処方箋の有効期限もちゃんと伝えます。今では薬剤部が併設された病院は少なくなり、処方箋をカルテとともに薬剤師に渡すことは少なくなりました。
外来クラーク業務
日本の医療制度の仕組み